日本国内で消費されるPETボトルの数は、1年間に約232億本消費されているそうです。つまり、1分間にすると約44000本ものPETボトルが消費されているという計算になります。
毎日の生活に欠かせなくなっているペットボトルですが、この間、息子が水筒の代わりにペットボトルに水を入れて学校にもっていっていました。
それをみて、ペットボトルは繰り返し使っていいものだろうか?とふと疑問に思いました。
それで、安全性や危険性を調べてみたらとんでもないことが分かりましたのでシェアしたいと思います。
ペットボトルは安全性について
私たちのペットボトルは、PET、つまり「ポリエチレンテレフタレート」という舌を噛みそうなぐらい長い名前の物質で出来ています。
PETボトルの中の、お茶、水、コーヒー、ジュースなどに毒性のものや内分泌かく乱物質などをもたらす物質は漏れ出さないと専門家はいっています。
ですが、PETを製造する際に使われる「アンチモン」という発がん性のある化学物質がペットボトルから微量に出ているそうです。
人体への影響に及ぶような証拠はまだ見つかっておらず問題ないといわれているのでまだ安全圏内といえます。
ただし、炎天下のなか長時間にわたってペットボトルを持ち歩いたり、直射日光の下に放置すればアンチモンの危険地に達する恐れがあるようです。つまり、発がん性物質が出まくるということです!!
「ペットボトルのミネラルウォーターは体に悪い」ということも世間ではいわれていますが、これも今お伝えした理由によるものではないでしょうか。
ペットボトルを水筒がわりに繰り返し使うことがなぜ危険?
ペットボトルは手軽なものなので、ちょこっと洗って水筒代わりとして水やお茶をいれる人は多いですが、再利用することは危険だと入れています。その理由を二つ紹介します。
非衛生的だから
ペットボトルはそもそも再利用して飲み物を入れることができるように作られていないため、ボトルの中をしっかり洗うことができず、すすいだだけでは雑菌は取れません。
特に内部が湿っている場合は菌による汚染がひどくなるリスクが高いとのことです。雑菌が増殖すると、嘔吐するリスクはあるため、乳幼児や高齢者や、免疫が弱い人には注意が必要です。
内分泌かく乱物質(環境ホルモン)がでるから
何度も洗っているとプラスチックが劣化し、内分泌かく乱物質が溶け出しやすくなります。
内分泌かく乱物質というのは、ホルモンの働きを乱す物質、つまり環境ホルモンのことで、肥満、乳がん、精子数の減少などの深刻な体の問題を引き起こす恐れがあります。
また、夏の暑いときにペットボトルを凍らせるのも、内分泌かく乱物質が滲出しやすくなるため、危険だといえます。
ちなみに、ペットボトルよりも缶のほうはおすすめです。例えば、缶コーヒーは缶の内部にコーティングされてないのため、内分泌かく乱物質の危険は少ないとのことです。
ペットボトルの口飲みは安全とはいえない
ペットボトルに直接口を付けて飲むと、逆流するためだ液のなかにある細菌がボトルの中に入ります。
ボトル内の雑菌は湿っていて温かい環境を好むため、すぐに、飲んでいるお茶やミネラルウォーターの質が落ちて、腐敗してしまう可能性があります。
また、細菌の増殖だけではなく、健康におけるリスクも引き起こしたりしかねません。ですので、紙コップやストローを使って直接口に触れないようにすることをおすすめします。
ペットボトルを安全に使う5つの方法
ペットボトルを安全に使う方法をまとめてみました。
・再利用をしない
・35度を超える夏場にはマイボトルを持ち歩く
・凍らせない
・熱湯を注がない
・口を直接付けない
また、若い人ほどマイボトルを持って歩くというのが面倒で、コンビニなどで購入したり、再利用したりしがちです。
ペットボトルはわたしたちの暮らしの中で便利な物ですが、有害物質があるということ、そして有害物質は長い期間をかけて体にたまっていき大きな病気を引き起こす可能性があるので、使い方を誤らないようにしたいですね。
ペットボトルの危険性いかがだったでしょうか?私は正直ここまで危険な物とは知らなかったです(;^_^A
これからは、極力ペットボトルに頼らないように生活をして、外に出るときはマイボトルを持ち歩くようにしたいと思います。マイボトルだと節約にもなりますので、習慣づけると家計も助かると思います^^