人は誰でも、素敵な服を着たい、お金が欲しい、旅行に行きたい、車が欲しい、と何かしら欲を持っています。
物欲を持つことは悪いことではありません。何かを手にいれたいから今を頑張る!
それが自分の活動エネルギーになっているなら、いいんじゃないかと思うんです。
ただ、いつも物を手に入れたい!物に囲まれていたい、手放したくないという物欲が強すぎるとそれは執着になってしまいます。
物欲が強くなる4つの原因
私たちが物欲を感じる原因は、主に4つあります。
お金による対価の価値感
お金を払えば欲しいものが手に入り、所有することによって満足感を得ることができます。
この対価による価値感が、物欲を強める一要素です。
社会的価値の追求
私たちは、他人からの評価や社会的地位を高めることによって幸福感を得ることがあります。
そのためには、高級な品物や最新のトレンドアイテムを手に入れる必要があると感じることがあります。
ストレスへの対処手段としての物欲
私たちは日常生活や仕事でのストレスを感じることがありますが、その解消手段として買い物や所有物を追求することで、心の安らぎや満足感を得ようとするのです。
物欲は、一時的なストレスリリースや快楽をもたらす手段として機能することもあります。
広告やマーケティングの影響
広告やマーケティングの影響も物欲を高める要因として考えられます。
テレビやインターネットなどの媒体を通じて、魅力的な商品や限定セール情報が私たちにアピールされます。
また、SNSなどの情報共有ツールを通じて他人の所有や購入体験が繰り返し目に入ることで、自分も同じようなものを手に入れたいという欲求が湧き上がることもあります。
スピリチュアル的にみて物欲が止まらない時期
現代社会では、物質的な欲求を満たすことが重要視されており、多くの人々が物欲にとらわれる傾向があります。
しかし、一部の人々には、なかなか物欲が止まらない時期がやってくることがあります。
これは、ただ単に欲求不満や無駄な消費に陥っているだけではなく、スピリチュアルな観点からも考えられる現象です。
スピリチュアル的な視点では、人間が物欲に溺れる時期は、自己の成長や内面の満足感を求める段階において、一時的な試練や課題として現れることがあります。
物質的な欲求を追求することによって、自己の優越感や安全感を得ようとしているのかもしれません。
また、物欲が止まらない時期は、自己の中にまだ満たされていない欲求や不安が存在していることを示唆しています。
例えば、内的な豊かさや幸福感を得るための自己成長や精神的な探求が必要なのかもしれません。
そのため、物欲にとらわれる時期は、自己啓発やスピリチュアルな実践に注力する必要があるかもしれません。
さらに、物欲が止まらない時期は、周囲の影響や社会の価値観に振り回されている状態を反映していることもあります。
他の人と比較して優位に立ちたいという競争心や、物質的な富や所有物によって自己のアイデンティティを確立したいという願望が強くなっている可能性があります。
このような物欲が止まらない時期においては、自己の本質や内なる声を取り戻すために、ヨガや瞑想、自己啓発セミナーなど、スピリチュアルな活動や実践を取り入れることが有効です。
自己との対話や内面の探求によって、物欲に捉われることなく真の幸福や充足感を見出すことができるでしょう。
物欲が止まらない時期は、一時の迷いや試練として捉えることができます。
スピリチュアル的な視点から自己を見つめ直し、内なる充足感や喜びを追求することで、より意味のある人生を歩むことができるでしょう。
物欲が強い人の心理や特徴
物欲が強い人は、自分自身コントロールが効かない人で、病的に物を次から次へと買い漁ります。
私の妹もかなり物欲があって、物に囲まれていないと安心できない人です。
特に、文房具類については同じような付箋紙が30種類。使わないノートも20冊以上。お菓子もたいして食べないのに部屋に山ほどあります。
文房具はいつ使うのかと思うぐらいの数でお店が開けそうです(-_-;)
何回か断捨離を一緒にしましたが、それでも1,2ヶ月後には同じようにまた増えているのです。
コレクターといえば聞こえはいいですが、これは病的な感じもします。
彼女の場合は、まだ安いものを買うのでそこまで問題ではないのですが、酷い人になると数千円~数万円する服を買いまくったり、車を一年ごとに買い替えたり…
普段の生活を犠牲にしてまで、”買うことが生きがい”みたいになってのめり込んでしまうのです。
次から次へと買いまくるというのは、自分でもお腹がすいているのかどうかわからずとにかく腹の中に物を入れる、というようなことと似ています。
お金がないのにそれが止められないのはとても危険でもあります。
病的な物欲の強い人は物を手に入れることで安心し、それが自分の幸せだと感じられるのです。
物欲が強い人はスピリチュアル的にどうなのか?
物欲が止まらない人はスピリチュアル的にいうと次の二つの特徴があります。
現実を見ようとせずに逃げようとする
次から次へと見境なく買い物したり、既に持っているにもかかわらず同じものを買い続けるという人は、スピリチュアルの視点から言うと、「自分を誤魔化す」「現実を見ようとしない」「自己肯定感が低く自分の周りから評価が気になる」などの傾向があります。
何かから逃げたい、現実に向き合おうとしない、人の目が気になる、自分を偽るというような心の貧しい人です。
物欲がさらに強くなると、自分を見失ってしまい、物へ執着することになってしまい、なかなかこの中毒状態から抜け出せません。
波動が低い
物欲が止まらない人はスピリチュアル的には波動が下がっているともいえます。
波動が高いと物を欲しいとは思わないのですが、物に囲まれてないと安心できないという人は波動が低いのです。
さらに、物というのは悪霊が入り込んだり人からの悪い念がつきやすく、たくさんもっていると悪い波動を出すため、物の持ち主やその家族の健康運を下げたり、仲を悪くさせたり、不運な出来事をひき起こします。
ですから、物欲がある人は不幸の道をたどるといっても過言ではありません。
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ファッション(ブランド物)が異常に欲しくなるのはスピリチュアル的にみてなぜなのか
私たちは人間として、物質的な欲求を持つ生き物です。
中でもファッションは、外見をより美しくしたり、個性を表現したりする手段として重要な役割を果たしています。
しかし、なぜ私たちは時折、ファッションアイテムやブランド物に対して異常なまでの欲求を感じるのでしょうか。
その答えは、スピリチュアル的な側面にあるといわれており、ファッションにはスピリチュアル的な側面が密接に関連していると考えられています。
ファッションの役割
人々はファッションを通じて、自己表現やアイデンティティの形成を図ることがあります。
特にブランド物は、高級感や品質の良さを象徴しており、所有することで自己価値の向上を感じることができます。
このような自己肯定感や自己満足感は、スピリチュアル的な成長を支える要素として作用しています。
物質的な欲望の解放
現代社会では、ストレスや不安を抱える人々が多く存在します。
そのような状況下で、ファッションやブランド物を手に入れることは、一時的な快適さや幸福感をもたらす要素となります。
これは、現実世界のストレスから一時的に逃れる手段として機能し、内面の平穏を求めるスピリチュアルな側面を満たすことがあります。
社会的な評価の追求
ファッションは社会的なステータスや地位の象徴でもあります。
特にブランド物は高価であるため、所有することで他人からの認められやすさを感じることができます。
このような社会的な評価は、自己肯定感やステータスの向上をもたらし、スピリチュアルな満足感を提供することがあります。
物欲をなくすにはどうすればよいか?
物欲を抑え込もうとするとそれがストレスとなって、余計に物を買いすぎてしまうこともあります。
物欲は意識して止めるのではなく自然な形でなくしていくという方法がベストだと思われます。
ネットショッピングを辞める
楽天市場やAmazonなどのネットショッピングには魅力的なアイテムがいっぱいで、見ているとあれもこれもと欲しくなります。
また、ポイントをためるとランクが上がってクーポンなどももらえるというサービスもあり、そのために必要でない物もつい買ってしまうということも…
ネットショッピングのサイトはブックマークから外して、店頭で買えない物だけを買うようにすれば無駄な買い物をせずにすみます。
買い物にいくときは買う物リストを持っていく
買い物に行く時は買わないといけない物だけをリストにして「それだけを買う」ということにすれば無駄買いを防ぐことができます。
リストにせずに買い物を始めると、あれこれ欲しくなったものを買ってしまいがちなので、リストは毎回用意しておきましょう。
買い物は決めた金額以内に収める
現金で決めた金額だけで買い物をするのが一番いいのですが、今交通系カード決済やバーコード決済などが便利ですし、還元ポイントも溜まるので決めたチャージ金額の分だけ使うようにします。
新しいものを手に入れたら古いものは捨てる
物欲をなくすには、新しいものを手に入れたら前のものは捨てる。ところてん式に押し出すのを習慣づけるのです。
どうしてもその物を買いたかったら、必ず持っているものを一つ捨てるというルールを徹底させるとよいです。
そのルールがあるなら、衝動買いを避けることができます。また、今持っているものを大事にしようと思えますし、物の価値というのがわかるようになります。
引き寄せの法則を使うと物欲がなくなるか
引き寄せの法則とは、私たちの思考や感情が現実を創り出す原理のことです。
この法則によれば、私たちの思考や感情がポジティブな方向に向かうと、良い結果を引き寄せることができると言われています。
引き寄せの法則を使うことで、物欲がなくなるという主張は、一部の人たちの間で見られます。
彼らは、引き寄せの法則を意図的に活用することにより、物質的な欲望が薄れ、内面的な充足感を得ると説明しています。
この主張を支える根拠として、まずは意識の向け方があげられます。
物欲をなくす引き寄せを行うことによって得られるメリット
引き寄せの法則では、ポジティブな思考や感情を持つことが重要とされています。
欲望に執着し、常に物質的な成功を追い求めるよりも、自分自身の幸福や内的な満足を重視することが強調されています。
したがって、引き寄せの法則を実践する人々は、物欲に囚われることなく、内なる喜びや充足感に集中することができると言われています。
また、引き寄せの法則に従って行動すると、人々は自分自身の心の状態を向上させることができます。
ポジティブな思考や感情を持つことにより、心の中にある不安や欠乏感が薄れ、物質的な欲望に執着しなくなるとされています。
さらに、引き寄せの法則によって現実世界に引き寄せられるものは、自分が真に望むものであり、自分の幸福や成長に繋がるものであると考えられています。
そのため、物欲や消費欲求に囚われる必要がなくなり、内なる豊かさを感じることができるとされています。
充足感や幸せのために適した方法を自分なりにみつける
しかし、引き寄せの法則を使うことで物欲がなくなるかどうかは、個人の信念や心の状態によって異なるかもしれません。
また、物欲がなくなることを目指すために引き寄せの法則を使うかどうかは、個人の価値観や目標によっても左右されるでしょう。
したがって、引き寄せの法則を使うことが物欲のない生活に役立つかどうかは個人の信念や意思によるものです。
一部の人々にとっては、引き寄せの法則を活用することで内なる充足感を得ることができ、物欲に囚われることなく豊かな生活を送ることができるかもしれません。
しかし、別の人々にとっては、物欲を捨てることが望ましいとも感じないかもしれません。
それぞれの人が、自分自身の内なる幸福や充足感を追求し、それに適した方法を見つけることが重要です。
止まらない物欲がピタッとなくなる強力な方法とは
今、紹介してきた物欲を止める方法よりもさらに強力な方法があります。それは、断捨離です。
断捨離といっても軽い感じで片付けるという程度ではなく”意を決した断捨離”で、一切の妥協なしに「必要か、不要か」で物を処分していくのです。
断捨離をすると確実に物への執着心がなくなり、物欲もなくなります。ネットショップやリアルショップで「これいいな」と思うものがあってもよく考えて買う癖が生まれ、今の自分に必要かというのを自然に考えることができます。
断捨離は物欲をなくす最短の道なので、物欲を自制するのが難しいと思う人はいきなり断捨離をやってみてください^^
物と執着は関係なさそうに思えますでが、スピリチュアル的には非常に関連性があるのです。こちらも参考に↓
真の豊かさとは何だろう?
物欲が強すぎる人は自分さえよければ…と自分の喜びしか考えられず、人を思いやる気持ちに欠けていることが多いです。
物に囲まれていたり、買い物三昧しているとリッチな気分になりますし、短期間でも心が満たされるかもしれません。
それがストレス解消で美徳なのだ!という人もいるかもしれません。
ですが、これが「真の幸せ」につながるのか?というとNOです。
物を集める、買う、物に囲まれる、高価なものを手に入れることは豊さではないのです。
真の豊かさとは、自分が困っているときに周りに助けてくれる人がいる、人に支えられている、信頼されていることです。
物欲は最終的に自分を苦しめることになるので、手放すことを忘れないようにしたいですね。
人生においてものすごく重要なことです。